第3章 初めての仕事

 

「コンビニでパン買ってきて!ランチはいつもパンなの♡」

 

え?この人は何を言ってるの???

えーと、落ち着け、ワタシ。

 

私は今 、おつかい を頼まれたのよね?

いや、元ヤンだから、 パシリ っていうのかしら?

 

この女社長は普通の会社勤めをしたことがないから、

おつかいを頼むのは業務外で違法って知らないのね。

 

それにしても、私にこんなことをさせるために破格の給料払ってくれるの?

 

頭の中をいろいろな考えがグルグルとめぐりました。

 

いろいろな会社を渡り歩いてきた私がとる対応はひとつです。

 

「わかりました。何がいいですか?」

 

 

どう?

断らないわよ!

参った?

私が寛容で驚いたでしょ?

この借りはいつか必ず返すから覚えておいてよ。

 

 

「たまごサンド」

 

え?カワイイわね(笑)

お子ちゃまみたい。

 

 

「社長、お財布をまるごと渡すんじゃなくて、pettycash(ペティキャッシュ)を作りましょう」

 

「え?ペディグリーチャム?なにそれ?」

 

「pettycash 小口現金です。細かな雑費はそれで運用しましょう」

 

「ふーん。あと、コーヒー牛乳もおねがい」

 

 

女社長がクレジットカードや財布を渡してきたのはテストなんかじゃありませんでした。

 

女社長はただのバカでした。

 

これが、私のこの会社の初仕事であり、その後も毎日続く重要な任務でした。

 

その証拠に、私は次の日もまたその次の日もたまごサンドとコーヒー牛乳を買いに行くハメになったのです。

 

 

しかし、この おつかいの任務が、のちに私の運命を大きく変えることを、この時の私はまだ知りませんでした。

 

 

第4章 先輩 につづきます★

 

 

 

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