こんにちは富士山マリーです。
5/1の初日に申請していた持続化給付金が5/19になって書類不備で戻ってきました。
「サイト登録した法人番号と納税書類の法人番号が違う」というありえない理由。
番号はもちろん合っています。
他社の税金を納税するはずがありません。
税務署の受付印も押してあります。
では、何が違うのかというと13桁と12桁の違い。
チェックディジットという付属番号を含めるか含めないかの違いです。
嫌がらせみたいな理由です。
そもそも5/8に給付予定と言われていたのに3週間近くまったく音沙汰なし。
この状況に多くの申請者から不満と不安の声があがっていました。
審査と振込業務は民間業者がッ国から798億円でもらって請け負っているのですがまったくの素人をリクルートコスモスで求人募集してるくらいできわめてお粗末。
進捗状況も不明だし、問合せをしても何もわからない状態です。
店舗家賃を払い続け、従業員の給料を払わなくてはならない事業主さんたちはどんなに大変なことでしょう。
当社は今、オフィスの改装工事を行っています。
現場に確認に行った際に、遅いお昼ご飯を食べようと駅前に行ってみました。
1日平均10万人が乗降する東京都内の駅で、大企業が複数あるため食事処は充実しています。
現在、仮住まいをしている片田舎では食べられないタイ料理のレストランに行ってみました。
オープンしたばかりのキレイなお店はclosedの札がかかり、コロナによる休業の貼り紙がしてありました。
休業する前もコロナで客足が減り、不安そうにしていたオーナーご夫妻の顔が浮かび心配になりました。
持続化給付金で100万円、東京都の協力金で50万円、公庫の無担保無利子貸し付けやセーフティネット4号5号などで数百万円調達して凌げるでしょうか?
なんとか持ちこたえてくれることを祈るしかありません。
悲しい気持ちで同じ通りにある別のタイ料理店に行ってみるとシャッターは開いていましたが店舗の片付けをしているようでした。
老舗なので改装をしているのか、閉店のためなのかはわかりません。
雑然とした店内とタイ人の店員さんの沈んだ表情をみると何が起きているのか尋ねることがはばかられました。
日本人でも大変なのに外国人はどうするのでしょう?
国の持続化給付金も、都の休業協力金も、すぐには振り込まれません。
税務ヲタクの私が完璧な書類を提出してもチェックディジットのように揚げ足をとるかのような理由で再提出になるくらいです。
お店を経営している人たちは止まらない血液のように毎月出て行くお金を呆然と眺めることしかできないのでしょうか?
幸い当社は黒字で内部留保もあり、売上が50%減少しても倒産することはありません。
当社が申請を見送れば、その分早く給付してもらえる事業者が出ます。
給付金は課税対象なので大黒字の当社は30%近く課税された上に消費税10%の納税もする羽目になります。
当社は100万円や200万円入っても入らなくても今すぐ業務に影響しません。
というわけで当社では今期の申請は見送ることにしました。
夕方、帰りの電車に乗って街を眺めながら思いました。
家々の小さな明かりのひとつひとつに生活があって、ひとりひとりが一生懸命生きている。
毎日、働いてご飯を食べる普通の暮らしが出来なくなるかも知れない人がいる。
結局、タイ料理は食べられず、チェーン店のファストフードを食べました。
個人が経営する個性あふれる美味しいお店がなくなってしまったら悲しい。
普通の人たちの普通の暮らしを守りたい。
私に出来るのはブログを書いて発信していくこと。
政治や経済に興味のない人にむけてわかりやすく伝えること。
知識や技術を身につけて自立できる人を増やすこと。
給付金をもらえる人は遠慮せずにもらいましょう。
そして生き延びましょう。
私たちの税金です。
生きていれば挽回のチャンスはいくらでもあります。
お店を閉めることになっても、借金が残っても、生きてればいいんです。
当社では講座の受講生さんの持続化給付金申請を無料でお手伝いしています。
申請や経理でわからないことがあったらメールください。